現在歯を失う原因第1位の「歯周病」
実はこの「歯周病」男女差があることをご存知でしたか?おそらくご存知のかたはほとんどいらっしゃらないかと思います。女性ホルモンの関係で女性特有の歯周病というものが存在するんです。
今回は「女性特有の歯周病」についてお話します!
女性ホルモンの一つ「エストロゲン」(卵胞ホルモン)このエストロゲンは月経前の排卵期・黄体期に増大します。歯周病原因菌の一つである「P.intermedia」はこのエストロゲンを好むため、エストロゲンの分泌量が増大することで歯ぐきがはれやすくなったりします。
これを「思春期性・月経関連歯周病」といいます。
さらに、このエストロゲンの分泌量が爆発的に増加するのが妊娠期です。この女性ホルモンの増大にくわえてつわりなどで歯がみがけない、など口腔ケアが不十分になることもあります。
これを「妊娠性歯周病」といいます。
妊娠時の歯周病でおそろしいのは、胎児にも影響を及ぼすことです。歯周病に罹患している妊婦さんは罹患していない場合に比較して早産のリスクが2.27倍、低体重児出産のリスクが4.03倍に増加してしまうことが研究により明らかになっています。
最後に、更年期になると閉経によるエストロゲンの減少が問題になってきます。エストロゲンは免疫を活性化する役割もあるため、エストロゲンが減少してしまうと免疫が低下してしまいます。くわえて加齢による唾液量の減少などが相まって歯周病に対する防御力が弱まってしまいます。
これを「閉経後歯周病」といいます。
このような女性特有の歯周病に対する予防にも、口腔ケアが有効です。日々のしっかりとした口腔ケアがこれらの歯周病になるリスクを下げることができるのです。さらに歯科医院での歯科衛生士によるクリーニングも有効です。
口腔ケアの詳しいやり方について知りたい、などがありましたらお気軽に当院にご相談ください。
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