「鼻うがい」で口呼吸を撃退!!
新型コロナウイルスや風邪予防など体調管理に一層気を使うようになった昨今。うがいや手洗いに加えて「鼻うがい」を取り入れてみませんか?風邪予防の他にも歯医者目線でもメリットがある「鼻うがい」についてお話します!
「鼻うがい」とは?
鼻から洗浄液を入れて鼻腔の中から上咽頭、咽頭を洗うことを「鼻うがい」といいます。
鼻から液を入れると聞くと痛そうですが、鼻うがい用の洗浄液がボトルとセットで薬局にて販売されていますのでそちらを使用すると痛みが少なく行うことができます。
なぜ「鼻うがい」なの?
ウイルスがはじめに付着する場所が鼻咽頭なので「鼻うがい」をすることでウイルスを洗い流しウイルスが細胞に取り込まれるのを防ぎます。その他にもアレルギー性鼻炎や花粉症の方などもアレルゲン(ハウスダストや花粉など)を洗い流すことによって症状の改善が見込めます。
「鼻うがい」のやり方
①用意したボトルに洗浄液を入れる。
人肌程度の温度(35〜40度)が痛みが出にくいです。熱すぎるとやけどや粘膜を痛めるおそれがあります。逆に低すぎると痛みが生じてしまいます。
②前かがみの姿勢で片方の鼻の穴からゆっくりと洗浄液を入れていきます。
「あー」と声を出しながら入れていくのがポイントです。反対側の鼻から洗浄液がでてくればOK。口から洗浄液が流れ出てくる場合は上咽頭部がうまく洗浄できていないかもしれません。
③洗浄液の勢いに注意。ポイントは「弱すぎず、強すぎず」
強すぎると鼻の粘膜を痛めてしまうおそれがあります。一方弱すぎるとしっかり洗浄できません。無理のない範囲でゆっくり自分にあった強さを見つけると上手に洗浄できます。
「鼻うがい」のタイミング
外出後が花粉やウイルスなどを洗い流すのに効果的なタイミングです。その他には夜寝る前も効果的です。1日に行うのは多くて3回程度がよいでしょう。あまりやりすぎても逆効果です。
「鼻うがい」をやってはいけない人
・急性中耳炎
・滲出性中耳炎
・声帯麻痺
・誤嚥を起こしやすい人
・膿性鼻汁の多い人
などです。心配な方は耳鼻科の先生に確認してみてください。
歯医者からみた「鼻うがい」のメリット
鼻のとおりがよくなることで鼻呼吸がしっかりとできるようになります。口呼吸になってしまうと口の中が乾燥してしまい虫歯や歯周病のリスクが高まります。更には口臭の原因にもなってしまいます。
さらに、子どもが口呼吸だとお口ポカンになってしまい、正常なお口の発育が妨げられます。その結果歯並びが乱れたり顔貌に問題が生じてしまいます(アデノイド顔貌)
これらの点からみても「鼻うがい」を行い鼻呼吸がしっかりできるようにすることで歯科疾患のリスクを減らすことができるので是非オススメしたいと思います。
慣れるまでは少し難しく感じるかもしれませんが様々なメリットがある「鼻うがい」。あなたも早速チャレンジしてみませんか?
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