精密根管治療

根管治療の必要性

虫歯に感染した神経は保存が困難であり、深刻な痛みを伴う可能性があります。さらに虫歯が進行して神経が壊死すると、歯は痛みを感じなくなります。しかし、周囲の歯や口腔内の健康に及ぼす悪影響を考慮し、痛みの有無にかかわらず、早期に歯科クリニックでの検査が重要です。
根管治療とは、神経にまで進行した虫歯に対して行う治療です。壊死した歯の内部の神経や血管を根管から除去した上で、根管内部を徹底的に洗浄・消毒し、薬剤を充填します。適切な根管治療により、歯を残すことが可能になります。

根管治療の中断は危険

根管治療を中断してしまうと、細菌が再度根管に侵入する恐れがあります。その状態を放置した結果、虫歯が歯根にまで広がり、歯根周辺に膿が溜まる場合もあります。最悪の場合、抜歯が必要になりますので、最後まで根管治療を受けることが大切です。

当院の精密根管治療

マイクロスコープで患部を拡大し
精密な治療を行う

マイクロスコープとは、患部を数十倍に拡大して見ることができる歯科用顕微鏡です。
元は脳神経外科など非常に精密な手術を行う際に使用されていましたがアメリカの歯科医師が根管治療にも応用できないだろうか、と使用したのが始まりです。
歯の中はとても小さく、肉眼では見ることができないところもあり経験や勘を頼りに手探りで治療することも少なくありませんでした。マイクロスコープで歯を拡大して見ることで、より精度の高い治療を行うことができ、再治療率の低下や歯を残せる可能性が高くなります。

Ni-Tiファイルシステムで精度を高める

根管治療はファイルという器具を用いて歯根内部の傷んだ神経や汚染物質を取り除きます。
歯根内部は細かな枝分かれや湾曲があり非常に複雑な形態をしています。また、ステンレススチール手用ファイルではこの複雑な根管形態に対応することが難しい場合があります。
当院ではNi-Tiファイルという特殊な加工をした柔軟性の高いファイルを用いることにより複雑な根管形態でもしっかりと処置を行うことができます。Ni-Tiファイル専用モーターを使用することで治療時間を短縮し、精度の高い治療を行うことが可能となります。

よくある質問

Q

根管治療を中断するとどうなりますか？

治療を中断すると、細菌が再び根管内に侵入し、歯根周辺に膿が溜まる恐れがあります。これを放置すると、最悪の場合抜歯が必要になります。根管治療は最後まで受けることが重要です。

Q

マイクロスコープを使用した根管治療の利点は何ですか？

マイクロスコープは患部を数十倍に拡大して見ることができ、肉眼では見えない細部まで精密に治療できます。これにより治療の精度が向上し、再治療のリスクが低減し、歯を残せる可能性が高まります。

Q

健康な歯をできるだけ削らない治療方法はありますか？

当院では、レントゲン写真や虫歯検知液を用いて、患部のみを正確に特定し、必要最小限の部分だけを削るようにしています。
また、ダイアグノデントというレーザーによる虫歯の進行を測定する機械を用いて、削らずに予防処置で対応するのかの判断も行っています。

Q

他院で抜歯が必要と言われた場合でも相談できますか？

根管治療を行うことで歯の保存を図れる場合があります。まずは一度ご相談ください。

Q

再治療のリスクを低くするための方法はありますか？

再治療のリスクを低減するためには、根管内を徹底的に清掃・消毒し、適切に充填することが重要です。当院では、一つ一つのステップを丁寧に行うことで、再治療のリスクを低く抑える治療を提供しています。

診療科目一覧

• 虫歯治療 caries

• 歯周病治療 perio

• 精密根管治療 micro-endodontics

• 親知らず wisdom-teeth

• インプラント implant

• 予防歯科 cleaning

• 審美歯科 esthetic

• ホワイトニング whitening

• 小児矯正
  （プレオルソ） preortho