ボツリヌス療法
BOTOX

ボツリヌス療法について
強い歯ぎしりや食いしばりを軽減し、
顎の負担を減らす
ボツリヌス療法は、ボツリヌス菌由来の天然のタンパク質を無毒化したものを筋肉に注射することで、筋肉の緊張をほどく治療法です。
歯ぎしり・食いしばり・顎関節症を改善することができ、口腔内やお口の働きに関連する全身の健康を改善することができます。
こんなお悩みはありませんか?
1つでも当てはまる方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
- エラ、フェイスラインをすっきりさせたい
- 顎や頬に痛みや違和感がある
- 歯ぎしりや食いしばりがある
- 肩こり、首こり、頭痛がある
- 起床時に顎がだるい
まずは咬筋チェック!
お顔のエラの部分に手をあて、奥歯でグっと噛み締めてみてください。
噛み締めたときに隆起した筋肉が咬筋です。もし咬筋が硬く(強く)感じた場合、咬筋が発達している可能性があります。
このような場合、筋肉の過度な発達が原因でお顔のラインに影響を及ぼし、顎の痛みや歯のすり減りなどの問題を引き起こすことがあります。
咬筋が強く感じた方は、ボツリヌス療法で筋肉の緊張を緩和することが効果的です。
お悩みの方はぜひご相談ください。あなたのお顔の美しいラインと健康的な口元をサポートします。
当院のボツリヌス療法
当院で使用するボツリヌストキシン注射

当院では「イノトックス」というボツリヌストキシン製剤を使用しています。
特徴としては
・希釈する必要がないので正確な濃度で注射することができます。
・動物由来原料、ヒト血清アルブミン不使用なのでアレルギー反応や副作用のリスクを最大限に抑えられます。
ボツリヌス療法の仕組み

ボツリヌストキシン注射の長所は、処置時間が短く症状を改善できることです。
ボツリヌストキシン注射の効果は個人差がありますが、咬筋に対する効果は数日から数週間後に徐々に効果が出てきます。
多くの場合、2週間後から1ヶ月後が効果のピークとされています。
ボツリヌストキシン注射で期待できる効果
歯ぎしりや食いしばりによる歯のすり減りの抑制

噛む力が強すぎると、睡眠時の歯ぎしりを引き起こしてしまう場合もあります。歯ぎしりは歯のすり減りや歯周病の悪化、肩こりや偏頭痛、また歯の痛みや知覚過敏など様々なトラブルに繋がっていることが明らかになってきました。 歯ぎしり治療にはマウスピースを使用したものがありますが、欧米ではボツリヌストキシン注射による治療も一般的です。ボツリヌス療法で噛む力を調整すると、歯ぎしりの改善を目指せます。また、マウスピース療法とボツリヌス療法を組み合わせるのも効果的です。
顎関節症の症状緩和

「口が開きにくい」「顎関節が痛む」といったお悩みは、顎関節症の代表的な症状です。当院では顎関節症に対し、ボツリヌス療法によるアプローチも可能です。
従来の顎関節症の治療は、運動療法やマウスピースを使用して顎関節への負担を軽減させる、という方法が一般的でした。ボツリヌス療法は筋肉を緩和させリラックスさせるので、運動療法と併用することでより効果を高めることができます。
肩こりや頭痛の軽減

首から肩にかけての筋肉が緊張し続けると肩こりになり、痛みや倦怠感が生じます。同じ姿勢を取り続けるデスクワークや、長時間のスマートフォンの使用で、慢性的な肩こりに悩んでいるという方も多いでしょう。食いしばりや歯ぎしりの癖も、エラ部分の咬筋に力が入り、首や肩の筋肉の緊張の原因となりやすいです。
肩こりにつながる食いしばりや歯ぎしりの癖は、エラ部分の咬筋にボツリヌストキシン注射を打つことで、咬筋の過緊張を緩和させることで症状の軽減を図ることが可能です。
肩こりは長期間続くと頭痛を誘発することもあるので、ボツリヌストキシン注射で症状が改善すると、結果的に頭痛の改善や予防にもつながります。
ボツリヌス療法の効果の持続について
効果には個人差がありますが、約3~4ヵ月持続します。
効果が永続的に続くわけではありませんので、歯ぎしり・食いしばりなどがなくなってきたと実感できるまでは、定期的(最初の頃は3ヵ月に一度、その後は半年に一度)にボツリヌス治療をすることをお勧めします。
また、繰り返し施術を行うことで効果が長く続くことが期待できます。
ボツリヌストキシン注射の流れ
- Flow01
カウンセリング
現在のお悩みや気になっている症状などをお伺いします
- Flow02
検査・治療説明
レントゲン写真の撮影などの検査で、噛み合わせやお口の中の状態を確認します。
- Flow03
お顔の写真撮影
治療後に治療の効果を実際に見て確認できるよう、お顔の写真を撮影していきます。
- Flow04
ボツリヌス製剤注入
実際にボツリヌストキシン製剤を注射する施術を行っていきます。
施術時間は約15分程度です。 - Flow05
アフターケア
経過観察のために2週間後のご来院をお勧めしております。
歯ぎしり・食いしばりなどがなくなってきたと実感できるまでの継続した治療がお勧めです。
ボツリヌス治療における注意事項
・注射を使用する治療の特性上、軽い腫れや皮下出血が起こることがあります。
・治療前は咬筋の過剰な緊張状態に慣れているため、治療後は噛んだ時に違和感を感じたり、顎のだるさを感じることがあります。
・永続的に効果が続くわけではないため、継続的に治療が必要となる場合があります。
・ごくまれに発熱、吐き気、頭痛が生じる場合があります(約0.5%)
・妊娠中、授乳中もしくは妊娠予定の方とその配偶者は施術できません。
・ボツリヌストキシン注射によるアレルギー反応を起こしたことがある場合は施術できません。
・お体の状態によっては施術できない場合があります。
未認証薬品の特記事項
医薬品医療機器等法上の承認:未承認
入手経路: 国内販売代理店経由「テルナジャパン」で入手(URL:https://ternaj.com/shika/)
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無:無し
諸外国における安全性等に係る情報に関して:米国FDAと韓国KFDA
ボツリヌストキシン注射の費用
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治療費用 33,000円