親知らずを若い時に抜いておいたほうがいい理由3選!!
前回のブログでは抜いたほうがよい親知らずについてお話しました。
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親知らずが生え始めるのは一般的に10代後半から20代前半です。ただ、みんながこの時期に生えてくるかというと、埋まっていたものが少しずつでてくることで30代でようやく一部頭を出すということも決して珍しくはありません。
生えてきたばかりの頃はまだ痛みがでたり、むし歯になったりすることも少ないので将来のことを考えて抜いておいたほうがよいのか悩んでしまうかもしれません。
若いときに親知らずを抜いておいたほうが良い理由は主に下の3つがあります。
①若いときに抜くと骨と親知らずの結びつきがまだ弱く抜きやすい。
②抜いた後の痛みや腫れが長引きにくく、傷の治りも綺麗に治りやすい。
③親知らずが原因となるトラブルが大きくなる前に対処できる。
それぞれどういうことか説明していきます。
①若いときに抜くと骨と親知らずの結びつきがまだ弱く抜きやすい。
親知らずができたばかりのときはまだ骨の柔軟性があり、親知らずとの結びつきが弱くスムーズに抜歯できることも多いです。例えば、下の例をご覧ください。


この左下(画面右側)の親知らずは根っこが2本で、かつUFOキャッチャーのように曲がっているのがわかります。このような親知らずの場合、骨の柔軟性が乏しいと歯の真ん中で分割しないと抜けない場合があります。今回のケースは20代前半の患者さんだったため分割せずにスムーズに抜歯することができました。
②抜いたほう後の痛みや腫れが長引きにくく、傷の治りも綺麗に治りやすい。
年齢とともに傷の治りが遅くなってきますので若いほうが親知らず抜歯後の傷の治りが早い傾向にあります。つまり、抜歯後の痛みや腫れが長引きにくいといえます。
さらに、横を向いて生えていたりすると歯周病が進んでいることもあり、穴が塞がるのに時間がかかる、といったことも多くなってきます。
このことからも抜いたほうがよい親知らずは早めに抜歯しておくことをお勧めします。
③親知らずが原因となるトラブルが大きくなる前に対処できる。
トラブルを起こす可能性が高い親知らずをそのままにしていると、
✕磨きにくいため、歯ぐきの炎症を起こしやすい
✕親知らず周辺がむし歯や歯周病になりやすくなる
✕歯並びに悪影響を及ぼす可能性がある
✕口臭の原因となる
などの問題が起こりやすくなります。
ですから、一度でも腫れや痛みといったトラブルが起きたり、歯科医院でリスクが高いと説明をうけた、といった場合には早めに抜歯をしておいたほうがよいでしょう。
いかがでしたか?もし自分がこれに当てはまっている、当てはまっているのかわからないけど親知らずについて心配がある、といった方は是非一度ご相談ください。
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