インプラント治療って痛くないんですか?

「インプラント治療は手術を伴う」と聞くとなんだか痛そうに感じてしまい、身構えてしまう方も多いのではないでしょうか。しかしながら、実際は皆さんが思っているほど痛むことはあまりありません。どちらかというと横を向いて埋まっている下の親知らずの抜歯のほうが痛みや腫れは強いです。そこで今回はインプラント治療の痛みについて、術中と術後に分けて解説していきます。
○インプラント手術中の痛み

手術は「局所麻酔」をして行うため、痛みを感じることはありません。
ですが、インプラント埋入術は歯ぐきの切開や骨を削る外科処置ですので、麻酔が切れた後はやや腫れや痛みがでてしまいますので痛み止めや抗生物質を処方してコントロールしていきます。
○インプラント手術後の痛み

手術中は局所麻酔にて痛みがないようにコントロールできますが、麻酔が切れた後は上述したように外科処置後の痛みというものは少なからず出てしまいます。麻酔が切れて痛みが出てから痛み止めを飲むと痛み止めが効くまでのタイムラグが生じてしまいます。
それを予防するために、当院では術前に抗生物質及び痛み止めを予め飲んでいただく「先取り鎮痛」を行っております。
なお、外科処置後の痛みは術後48時間、2日間がピークと言われています。その間はお薬で痛みや腫れに対応します。骨を増やす処置を行ったり、本数が多い場合には少し痛みが長引くおそれもありますが、多くの場合1週間後にはほとんど痛みや腫れはありません。万が一それよりも長い期間痛みや腫れが続くような場合は何らかの問題が発生している可能性があるため詳しく調べる必要があります。
○インプラント治療が終了してからの痛み

インプラントはむし歯になることはありませんのでむし歯のときのしみるようなキーンとした痛みはありません。しかしながら、インプラントの周囲の歯ぐきや骨が歯周病と同様に感染を起こしてしまうと、場合によっては痛みが生じる場合があります。
「歯」の「周り」の「病気」が「歯周病」というように、「インプラント」の「周り」の「病気」を「インプラント周囲炎」と呼びます。
一度インプラント周囲炎になってしまうと病気の進行を止めるのが困難な場合が多いです。ですから自分の歯と同様に、もしくはそれ以上に汚れがつかないようにケアをしてあげる必要があります。
歯周病についてはこちら:「歯周病ってどんな病気?」
○まとめ
インプラント治療において強い痛みが出るということは基本的にありません。歯を抜くのと同等、もしくはそれよりも軽い場合が多いです。実際にインプラント治療を受けた方で「歯を抜いた時のほうが大変だった」と仰る方も多いです。「インプラントは怖そうだから、なんとなく嫌だ」と不安に思っている方はまずは主治医とよく相談してみてください。思っているよりも怖くないかもしれませんよ?
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